堀尾貞治 HORIO SADAHARU - WORK
色塗り
1985年から、さまざまな物体に、絵具を1日1色毎日塗り重ねる
1分打法
1997年から。毎朝起床後10枚程の紙を床にひろげ、一枚1分(以内)のスピードで絵を描く
同時空間
堀尾いわく「フーセンをふたつ、違う所からあげる事」(山下克彦談)
四角連動
自然、人工物などの様々な四角やアート(作品)の四角を、時間、距離、空間をへだてて響き合わせる。
パフォーマンス
「パフォーマーとしての堀尾さんを実際に見ると、自分の子供時代を生き生きと保っておられるような気がします。
と言うのも、パフォーマンスに含まれているのは、何か大人の世界では失われたもので、いわば他人によってあまり方向付けられていないものだからです。」
ハインツ=ノルベール・ジョックス
「Sadaharu Horio」@The Vervoordt Foundation & ASA Publishers,2011 より抜粋
百均絵画
メニュー表のお題を言って百円を投入すると“小屋”の中で即席に作られた作品が出てくる。
海外では「Art Vending Machine」(アートの自販機)として現地通貨を投入、 The Armory Showでは「Art Vending Machine - 1$ Paintings」とした。
コロンコロン
紙の上に置いた数個の小石などを、墨汁を含ませた筆で転がし、軌跡を描く。
折り
紙を不規則に折りたたんで墨を塗り広げる。塗り残された白と黒の立体感ある画面があらわれる。
KISS絵画・モノタイプ
キャンバスに直接絵の具を置き、複数の画面を版画状にKISSさせて、同じ構図の絵を複数つくる。
クマドリ絵画
ペンペン絵画
紙の上に様々な色の絵具をチューブからしぼり出し、長い棒でペンペンと叩く。
水型
路上に水を撒き、水の痕跡をチョークでなぞる。水が乾き路上に“絵”が出現する。
にわか彫刻
廃材、荒ゴミ、その場にある家具などを使って、即興でつくるオブジェ、インスタレーション。
スーパーボール
大小の会場に合わせたやり方で、スーパーボールを落下、投擲し、バウンド、散乱したボールによる彩色、音、インスタレーション。
まねしん
まねしん名人、好きなテーマ。ピカソのまねしん「ピソカ」など
コラージュ・落書き
美術書、雑誌、ポスターから日常雑貨など
身辺にあるもの全てが素材になる。
重さ・音・光etc
現象を作品つくりのきっかけにする。
鉄による重さ彫刻、音絵画、光の反射パフォーマンスなど。
集積・点々
単純な行為、物を集積する。時には人手を借りて大きな作品も。
砂
布を染めて袋状に縫い、須磨海岸で砂を詰める。古着に砂を詰める。砂浜でのパフォーマンスも多い。
千GO千点物語
2016年に喜多ギャラリーでパネル作品1000枚を制作。
場を捉える
「場に沿って」というタイトルをしばしば用いた。
具体作品
震災風景
阪神淡路大震災の被災後現場で、記憶によって、書き続けた。
妙好人伝
絵師:堀尾貞治×彫師:周治央城
浄土真宗妙好人150人のシリーズ、大版墨木版画。
陶
陶芸家劉長煒、山下克彦とのコラボレーションでオブジェ、食器など。
干支
1972年の「寅」から2019年「亥」迄,毎年500個以上を手作りして知人に配る。ひとつひとつ違う表情。
絵
風景、猫、人、人形、花、仮面などいつも絵を描いている「ほんまの絵かき」だった。
書
紙を選ばず、日々出会った言葉を書く。筆だけでなく、木切、棒、布、ほうき、ブラシなど使う。