2009年3月発行海月通信第56号掲載

(僕の安物の和英併用手紙文入り 模範新辞典 昭和33発行には「うらうち」という漢字が載っていない。)
人間と云うのは、いつもかつも頑張る訳にはいかない。むしろだらだらと、自分の都合の良い方に流れているのが、人間の普通の生き方なんだと思う。このだらだらの生き方があるから、反対の積極的な生き方も見えて来るのである。
ものごとは白黒、明暗と云うように表裏一体で動いているので、あかんと云うのは、よいという事である。だから、めちゃめちゃあかんと云うのは、その反対の事が出来ているのである。だから中途半端な生き方でなく、徹底して「あかんもの」を作ればよいのである。それが「うらうち」と云うものである。1997年3月15日 MEMOより