先入観

2011年1月発行海月通信第67号掲載

 よく人の噂でその人を判断してその人のあり方を決めてかかるような事をする。

 先入観ということであるが、何事もその時その時人は変化し、常によい方向にあろうとして、人に誤解されたり、又は失言をする。もちろん人の噂もある程度は耳を傾けるが、その相手が話を作って語る時もある。信用する人の話であるからと云う事で信用しているが、そうでなくて話しは話しとして聞き、やはり自分でその人と対峙しながら、あくまでもその人のよい面を見ながらものを見ていく。

 先入観でものを見ていると自分の判断と云うのが無くなり、その作られた知識で人を見るような事になる。それは良いことも悪い事も含めてそうであるから、先入観で物ごとの判断はしてはならん。1995年7月13日 MEMOより

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