目標目的

2012年7月発行海月通信第76号掲載

 人間というのは、どないでもよいというと、どないでもよくなり、何か事があると、そこから考えはじめるとこがある。だからいつも目標目的を持っていることが大事である。世界を相手に物事を考えているのと、目先の事を考えている事とでは、力の出かたが違う。三段跳び、棒高跳び、砲丸投げ、槍投げ等の競技も、自分の記録を常により前を狙っているうちに、だんだん力もそして精神も前へ向いて向上してゆくという。

 若い頃、具体のメンバーに会った。その時に思った事は最初この人達はちょっとおかしいのではないかと思った。それは、嶋本昭三、元永定正、村上三郎、etc。具体のメンバーは最初から世界相手に創作しているのである。気がつくと今は世界の具体になったのである。この意識づけ仕事というのは、自分で作り自分の中で生んでいくのであって、この意識の方向が世界にない方法、マネをしてはいかんといういましめを作った。今まで誰も出来なかった行為でも、量、時間、形、単純なことでよい。きっちり大きい夢(世界)目的を持って確実に仕事を追っていくとよいと思う。そして決しておごりはためで、やるだけの事はやる。

 無限におもろい事はある。目標、目的、世界に一人(命)の仕事を信じていればよい。
元気だせ、かならず神は手をかしてくれる。1996年4月18日 MEMOより

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