悪いこともよいこと

2009年5月発行海月通信第57号掲載

 人間の心と云うのは、波のようなものでよい時ばかりでなく、悪い時があって、又よい時があると云う繰り返しであるが、よい時が永い程よいと思うけれども、それはウソで、人間と云うのは常に迷うと云うか、わからない時と云うのが永いものである。

 しかしこのつらい事とか、わからん事とか、いやな事、悪い事と云うものが永い程、その反対側のよい事が、よく認識出来るのである。わからん事を永い時間かって答えを出したものは、そう簡単には忘れないのである。

 だから悪い事と云う時間が永いと云うのは、幸福な事と考えておれば、ずーっと幸福でおれる。どんな時も最悪の事を思えば、今が最高によい時になる。1997年2月7日 MEMOより

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