整理整頓と意思

2010年9月発行海月通信第65号掲載

 日々の身辺の仕事をやりっぱなしにしていると、いつの間にか一つ一つが集積して部屋の中が一杯になる。これは片付けようと云う意思がない為に、ものを全部そのままと云う形にしているからである。だからこの意思の方向を変える事で、そのあり方も変化してくると思う。モノを出すと片付けると云う原則であるが、絵を描くとか物をつくると云うのは精神の彫刻の様なことをしているので、普通の物をつくるといったいった事でないので、そう云う片付けると云う事に対する意識が無いのである。

 このところ物が増えてきてどうしていいかと考えると、物と云うのは固形物であるから、それを処分するか消す事でなくなるのであるから、毎回不要と思うものは捨てると云う事から整理のベースが生まれると思う。だからいらない物を判断よく処分する事が、整理整頓につながってくるのである。

 人間の思考と云うのは常に考えているか、それとも考えないでいるかでその環境は変化し続けていると思う。1997年6月10日 MEMOより

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