2010年7月発行海月通信第64号掲載

このことをやらねばならんと云う具体的な仕事を持つ事である。しかしその仕事が自分の中で完成したなどと云う気持ちが生まれるとその仕事は終わりである。常に新しい試みと冒険。その連続が仕事である。
仕事とはいつも前に向いて答えの出ないことを指すのである。仕事で何か答えがあるという会社の仕事のような、義務感のあるような事ではいかん。
常に前を向いて開放しながら進む、そんなことが仕事である。
仕事に疲れてくると云うのは、答えを求めたり形をもとめたりするからである。おもいきり冒険をするような勇気のある事が仕事。仕事とは事に仕えることである。1995年9月14日 MEMOより