2011年5月発行海月通信第69号掲載
ものごとをするのにいつも思うのは、こんな感じとか、これぐらいは出来るだろうか、とかと云う感じの事をすると、なかなか仕事がはかどらないことが多い。それは際限もない事と繋がっているからではないかと思ったりする。
ところが具体的に兎に角ひとつだけこの形を作ると云うようにすると、そこに力が働き、出来の良し悪しは別にして、働きかける事が出来る。
それと時間を切ってやるとか量を設定する事で、具体的な心の形が出来ると意欲も湧いてくる。
人間にはやる気をキチンとおこさすモノがあるとやりやすいし、知らないうちに出来てくる。それとメリハリと云うリズム、一週間と云う周期もこの具体的な生活の知恵でないかと思う。1996年11月12日 MEMOより
