夫々の位置が世界一おもろいものを秘めた位置 後編

2014年3月発行海月通信第86号掲載

 最近は小綺麗な画廊や美術館では、水を使用してはイカン。テープはイカン。釘はイカン。モチロン火はイカン。臭いのするものはイカン。イカン、イカンで何をせーと云うのかと思う。今、若い人達我々は手探りでやっているのに、その我々の為に手や足を貸してくれるのが、画廊や美術館の役目だと思うけど。変な流れが出来ていて、大きな訳の判らん世の中の動きはどうしようもない。

 けど僕の仲間で、神戸のJR灘駅の近くにあるアトリエ2001は一年中オープンで何をしているかしていないであるが、こんなフリースペースもホッする。それからJR住吉駅近くにあるストリートギャラリーここも3M立方体ぐらいのウインドウのスペースであるが、一年中ずっと20年近く途切れることなくやっているので嬉しい。この他にも異人館の近くにあるアートスペースかおる、その他、僕の友達や仲間がやる、新長田ギャラリー、勝手に作る場所と時間空間はキラキラと光る星のようなポジションの様に思う。そこには数々の楽しい自由な喜びがある。その一つ一つこそが、世界に一つのオモロイものを秘めた位置を創っていると思う。現在今やっているあり方の事。  2013年11月18日朝

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