あたりまえのこと(その時のこと)

2016年1月発行海月通信第97号掲載

 2015年10月11日のこと。この間諏訪山公園・青テントという旗がしらのもとで朝10時頃から午後の3時頃まで、わけのわからんパフォーマンスとかいうのをやった。                   一応プログラムのようなものを作って進行したが別にそれに縛られるのでなくやりたい人がやって行くというのが基本で、後はその時の事といった感じでした。日頃神戸・新長田ギャラリーで合同展をしている関係もあり全員が相手を知っているという事もあり、家族で何かしていたというのが現実で、僕のやりたい事を目一杯やっていて、気がついてみたらその中で全部終わっていて、スゴイ時間を過ごしたと思った。

 自分が今まであちこちでいい加減な事ばかりしてきたが、今ふと思う事はそれで良かったと思う事があるので、今回もそのことが自分のベースにあったけれど、言葉に出しても通じないのでそれを行動におこしたのであったが、考えていたよりおもろくて、スゴイ面白いのんがいっぱいで、良かったと思っている。パフーマンスのようなものは、考えてやっているが本当は考えて思っているような事が出来たと思っても、その事とは違うあり方、見え方が、時間と共におもろくなって来るのだと今思っている。そう云う偉そうにいうと色々と哲学が自分も相手も全部わからんうちに、水の流れのように何の跡形もなく、見えなくなっているが、しかしそのやった事の中から次々自分も含めて違うところで新しい芽が出てくるのだと思う。若い頃18才位だったので記憶がボンヤリしてきているが、具体の人達と会って話を聞き、また現場で一人々の作品を見、考えを聞いていたのも、この間の諏訪山公園・青テント事件と重なっていくのだと思っている。説明でなく何か言葉とか形には意味も何も無いが、大きな時間で何かを実感として自分のやった体験が自分の言葉、血、肉になっていくのだろうと思う。

 芸術というか、おもろいことは、勇気と恥とが自分の次のおもろい事に繋がっているように思う。もうちょっと生きているので、又おもろいことやりたいです。  2015年10月25日

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