2013年9月発行海月通信第83号掲載

生きてる時間というのは、むつかしいもんです。それは何かといいますと、とんでもないと云う事です。考えなくてもいい事を考えて、一人その悩みにとりふせられていると云ったような事が多々あるのが人生です。
ほうけると云う言葉がありますが、その呆けると云う事が生きている時間を少なくしてしまって、気がつくとなんぼにも自分の時間がない。人はユックリと云ったらイメージの中でユックリと思っているが、そうでなくて早い遅いで動いていることがあるから、ユックリと云う現実も掴めるのであるけど、生きている時間とは、全部自分の時間として感じる事である。しんどい事も、嫌な事も、辛いことも、嬉しい時間も、生きてる時間。
そしてその嫌なことや、辛いことが長くある方がいい時間で、そこには体験のかたまり、燃費のいい精神の塊があり、それに火を点けるのがオモロイこと(マッチ)喜びをパットさせる。今までの燃えてなかったモノも全部燃えてくる。生きてる時間を燃やそう。1996年4月19日 MEMOより