考えの入口

2006年7月発行海月通信第40号掲載

 作品を創る時、いいものを創ろうと考えて入るのと まあちょっとやってみようという感じでは もののあり方がちがう。ちがうという所で考えられるのは、いいものをという意識と気軽さのちょっとこの辺のあり方で出てくるものがちがってくる。

 絵はキャンパスに描くものと思っている人は どこまでいってもそういう発想しか出来ていない。そうでなくてその入り口を解放することで、もののあり方が完璧に変化しているのである。

 だから心がけというようなことをいうのは物事にかかわるその人の、考えの入り口をいっているのだと思う。1998年2月25日 MEMOより

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