2018年3月発行海月通信第110号掲載

2017年の3月にニューョークに行ってアーモリーショウというアートフェアーに参加。行って2日目ぐらいに突然、左耳がおかしくなり、へんてこりんな感じですぐに治るだろうと安易に考えていた。
とにかく神戸に帰りすぐ僕の近くの三菱病院へ行き耳鼻科で検査してもらうと、突発性のメヌエルと言う事で薬をのんで様子をみていた。片方が聞こえるので、まあその内治るというのがずーっと続いたが、よくならない。けど、まあ、だましだましやって、大きな仕事も無事やって、ほっとしていると、いっぺんに年末の頃より精神的に動揺がひどくなり、財布を落としたり、コンタクトをなくしたり、置いた物の場所が分からなくなったり、次から次とチョンボ続きで、日々の生活に自信が持てなくなってしまい、藁をもつかむ思いで漢方薬、鍼、耳鼻科、整骨院、等々、病院に通いづめで、精神的にも体力もパンク。メニエルというのは、自律神経がやられる事で起こる病気と本でつきとめてみると、治療は安静にしていることと分かり、今までの約束事を全部ぺケにしていただいた。「家にのんびりとしている事」このことは第3者の声がちゃんと聞けないので、いらいらのストレスがやってきてかえってメニエルのを進行させるので一人で黙ってじっとしている事により精神の安定をはかるしかない。このことが解るのに10ヶ月かかって、今悪いなりに少し気持が落ち着いたところである。
あまりうまく書けないが、病気というのは自分では分かってないから、そのことが病気なのだとわかる。表現が適切でないから、10しか通らないパイプにいつも無理やり20も30もの量を通し続けている。パイプはあたりまえぺケになる。そんな感じで、ずーっと気狂いざたをしてきた事を実感。僕も今年79才やからクソジイジイになっている事を自覚せんと、自殺と同じ結果がそこにきていると、そんな事でペースダウンでのろのろと違った風景を、楽しみたいと思ってます。出来るかなあ??????? 2018年1月1日 堀尾貞治

